「安い」を鵜呑みにできない理由
家族葬は、参列者を家族や親族などに絞った葬儀の形式です。一般の葬儀より費用が抑えられると言われることもありますが、その「安さ」の中身は葬儀社によって異なります。表示された総額にどの項目が含まれているかを見ずに契約すると、後から追加料金が発生し、予算を超えてしまうこともあります。「安い」という言葉の基準は曖昧で、何が含まれるかは見積書を確認しないと分かりません。葬儀の手配は限られた時間の中で決めることが多く、「安い」という表示に飛びつきたくなるのも無理はありません。だからこそ、見積書の中身を冷静に見ることが大切です。
見積書で確認する3つのポイント
見積書を受け取ったら、次の3点を確認します。
- 総額表示か項目別明細か。「一式」とまとめられた総額だけでは内訳が分からず、後から「これは別料金」と言われることがあります。
- 火葬料、祭壇、棺、会場費、司会など、基本となる項目が含まれているか。含まれていれば「一式」で、含まれていなければ別途費用になります。
- 返礼品、写真、霊柩車、通夜振る舞い、スタッフ費用など、追加料金が発生しやすい項目が明記されているか。記載がない項目は契約前に確認しましょう。
複数社を同じ条件で比較する
「安い」を判断するには、複数の葬儀社に同じ条件で見積もりを依頼し、項目ごとに見比べるのが基本です。含まれる項目が違えば総額は単純に比較できません。見積書はその場で決めずに持ち帰り、家族と話し合う時間を確保しましょう。不明点はその場で質問し、回答を書面で残してもらうことも有効です。同じ条件とは、同じ規模、同じ設備、同じ項目で揃えることです。条件を揃えなければ、数字の多い少ないだけで誤った判断をしやすくなります。
契約前の書面確認と公的窓口
契約前には、不明な点を口頭ではなく書面で確認しましょう。費用や含まれる項目に不安が残る場合は、自治体や消費生活センターなどの公的窓口に相談できるか調べてみてください。費用や手続きの内容は地域や葬儀社によって異なり、最終的な契約判断は葬儀社への確認が前提になります。なお、この記事は特定の葬儀社を推奨するものではなく、価格や法令を保証するものでもありません。
まとめ
確認せずに契約すると、後悔しやすいものです。「家族葬は安い」というイメージではなく、見積書の内容で判断しましょう。見積書の項目を確認し、分からないことは質問してから契約を決めましょう。