効果の断定を事実に置き換える
歯科の情報は治療効果や予防効果に触れるため、誤解を招きやすい領域です。Google のポリシーは、有害な健康に関する言説、とくに権威ある科学的合意に反する内容への広告表示を認めていません。
予防指導や受診案内は、この禁止項目に直接該当するとは限りません。一方、「必ず治る」「他の治療は不要」といった断定は、根拠を示せないまま使うと確認が必要です。
写真や体験談は文言を先に点検する
症例写真や患者の体験談を用いる場合も、効果を保証する一文が加わると、主張の性格が事実の紹介から効果の断定に変わります。写真そのものより、添える言葉を先に点検します。
- 「虫歯が必ず治る」→「治療の流れと通院回数の目安」
- 「痛みはゼロ」→「麻酔や鎮静の選択肢、術後の経過には個人差があること」
- 「短時間で完了」→「標準的な処置時間と、通院が必要になる条件」
- 「日本一」→「設備、症例数、連携先など確認できる事実」
言葉を弱めるのではなく、根拠のある情報に置き換えることが実際の作業です。比較表現は順位の根拠を確認します。
配信条件は文面とは別に確認する
Google のポリシーでは、健康・医療記録や情報をパーソナライズ広告の選択・配信に使うことを認めていません。特定の健康状態の層に向けたサイトやアプリの情報も、この制約の対象として例示されています。
文面を整えても、健康状態に基づく配信と組み合わせている限り、ポリシー上は不適切になり得ます。Google 製品の利用に伴うデータ収集・共有・使用は、プライバシーポリシーでの開示も必要です。表現の修正と配信設定の確認は、別々の作業として扱います。
公開前の確認手順
- 全ページの健康表現を一覧にし、根拠の有無を書き出す
- 根拠のない断定や最上級表現を、検証できる事実に置き換える
- 処方薬のオンライン販売を促す導線がないか確認する
- 健康状態に基づく配信の有無と、開示内容の整合を確認する
- 改定後も定期的に見直す(ポリシーは更新されるため)
この確認で判断できる範囲
この手順は公開前の一次スクリーニングであり、個別の表現の適法性を判断するものではありません。ポリシーの解釈は領域や時期で変わり、地域の法令や業界の指針は別に確認が必要です。広告の可否や医療上の説明内容は、医院の責任者と法務・広告の担当者に確認してください。